特定非営利活動法人 イマジン Smile Flower Project

花育地域活動「Smile Flower Project」

どこで、なにをしているの?

保育園・幼稚園・小、中、高等学校・特別支援学校、児童養護施設などで活動を行っています。
屋外活動では、「自然に触れ、身体や五感を使って草花の生育体験をします。」
室内活動では、「開花した花汁で絵画を描いたり、花飾りなどを作成し、母の日や敬老の日のプレゼントをし、家庭内や地域とのコミュニケーションの効果も作り出しています。」

いつやるの?

一年をサイクルとした活動です。
春には、お花のグリーンカーテンつくり(数種類の西洋朝顔、その他ツル性のお花など)をし、その他、ヒマワリやコスモスなどの種播きをします。
秋には、次の年の春に咲くビオラやパンジーなどの苗を花壇やプランターに植え、12月前後には、チューリップやその他の球根なども植え付けます。
春に満開になるビオラやパンジーなどのお花は、卒業式(卒園式)や入学式(入園式)の際に、お花のある環境「育ちの場」を実感し、活動現場や子どもたち、また保護者の皆様に大変感謝をされています。

その成果は?

松戸市のある中学校では、学校内の美化に伴い、学習環境や生活態度の面で顕著に良い変化が見られています。又、地域コミュニケーションの向上にも成果を収めています。
都内のある特別支援学校では、花育が子供たちに与える効果を評価され、正式の授業に一部組み入れ実地されています。又、千葉県の特別支援学校の園芸部では、園芸の専門教師が指導にあたり、育成した苗を、学校のイベントなどで販売し、新たな園芸教材の購入に活用しています。

具体的な活動を紹介します

一年をサイクルとして活動

学校や幼稚園などに出向き、種播きや幼苗の花の特徴、成長過程、土のリサイクル、世話の仕方などを絵に描いて説明し指導をします。

草花育成の現場で容器の作成など

花壇、プランター、ペットボトル、アーチ型の支柱を利用したお花のトンネルつくりなどを行います。

春の活動(4月~6月)『お花のグリーンカーテンつくり』

夏休みの後から10月ごろまで咲き続ける西洋朝顔の3種類、その他、アサリナ、フウセンカズラ、希望によりさやいんげんやスイートピーなどツル性の草花を絡ませます。大きいものでは横幅12~13m、高さは校舎の3階まで伸ばし遮光効果を図っています。
子どもたちは自分の名前を付け成長を楽しみに観察をし、水やりなどの管理を受け持ち、命を育てる体験をします。
ベランダの窓にカーテンを作ることが困難な場合は、アーチ型の支柱を利用し5m位のお花のトンネルを作り園児たちの楽しみの場所になっています。
秋には種を収穫し、来年度の為に保管。朝顔の花汁で絵画を描いたり、絵はがきつくりなどを体験します。

その他の草花の種播きから育成

ヒマワリやコスモスなどの種播きと、その他草花など苗の移植と育成をします。

秋の活動(9月~11月初旬)

翌年の春に咲く、ビオラやパンジー(種2,000、苗1,850 2013年秋)などの種播きや2、3㎝に生育した幼苗の移植作業、その他草花の種播き、チューリップ、ムスカリ、ハーブ類など球根の植え付けを行います。

その他、宿根草の花壇作り

「クリスマスローズ」「アメリカンブルー」「なでしこ」などで花壇づくりをします。

活動時期 活動内容
3~4月
準備期間
ヒマワリやコスモスなどの種、苗などの注文
種、苗などの発送準備
5~6月 お花のグリーンカーテンつくり
ヒマワリやコスモスなどの種播き
ビオラ、パンジーの種の発注
7月~8月 各現場での手入れ、観察
ビオラ、パンジーの種播き(一部の現場)
ビオラやパンジーなどの、苗など発注
9月 お花のグリーンカーテンの手入れ、観察
種、苗などの発送準備
10~11月初旬 ビオラ、パンジーなどの幼苗の移植
その他の草花
12月初旬 チューリップなどの球根の植え込み
その他宿根草 クリスマスローズ、なでしこ、アメリカンブルー、その他の花壇作り

活動現場

主な活動実績

 
2023年度の種、苗の配布及び植え付け
数量 数量
ヒマワリ 1000粒 よく咲くスミレ幼苗 2300粒

西洋朝顔
ヘブンリーブルー

1000粒 生育したパンジー 150苗
風船カズラ 1000粒 アネモネミックス球根 45袋
丸さやおくら 45袋 スナップエンドウ種 45袋
ガザニアミックス 50苗 富山大玉チューリップ 20袋
インパチェンス 100苗茗花 20袋
    レンゲソウ 20袋
 
2022年度の種、苗の配布及び植え付け
数量 数量
ヒマワリ 1800粒 よく咲くスミレ幼苗 2700
リビングストンデージー 1000粒 パンジー・ミックス 150苗
ニゲラミックス 600粒 スナップエンドウ 40袋
宿根なでしこ 60苗 アネモネ球根 20球40袋
ジニア 60苗 れんげ草種 25袋分け
キンギョソウ 60苗菜の花種 25袋
ペチュニア5色 100苗 富士大玉チューリップ 15球20袋
2021年度の種、苗の配布及び植え付け
数量 数量
西洋朝顔大輪
ヘブンリーブルー
1000粒 よく咲くスミレ幼苗2色 3000苗
フウセンカズラ 1000粒 富山のチューリップミックス 300球
ひまわりの種 2000粒 アネモネ球根 300球
コスモス 1000粒 矢車草 1000粒
日日草 50 アイスランドポピー 300
ペチュニア5 100苗
2020年度の種、苗の配布及び植え付け
数量 数量
西洋朝顔大輪
ヘブンリーブルー
1000粒 よく咲くスミレ幼苗32色 2000苗
西洋朝顔大輪
カリビアンブルー
1000粒 富山のチューリップミックス 300球
フウセンカズラ 1000粒 ピンク横這いスイトピー 500粒
コスモス 1000粒 矢車草 1000粒
ペチュニア5 200苗 勿忘草 300苗
ナス 30苗
2019年度の種、苗の配布及び植え付け
数量 数量
西洋朝顔大輪
ヘブンリーブルー
1000粒 よく咲くスミレ幼苗3㎝ 2色 2000苗
西洋朝顔大輪
カリビアンブルー
1000粒 富山の丑―リップミックス 5色 300球
フウセンカズラ 1000粒 スナップエンドウ 200粒
丸さやオクラ 1500粒 ピンク横這いスイトピー 500粒
ヒマワリ ソニア 1000粒 パンジー苗 5色 100苗
ナス 30苗 アメリカンブルー 多年草 10苗
ミニトマトアイコ 30苗 その他
ピーマン 10苗
ペチュニア 5色 50苗
日々草 3色  50苗
2018年度の種、苗の配布及び植え付け
数量 数量
西洋朝顔大輪
ヘブンリーブルー
1000粒 よく咲くスミレ幼苗3㎝ 2色 1800苗
西洋朝顔大輪
カリビアンブルー
500粒 富山の丑―リップミックス 5色 300球
フウセンカズラ 1000粒 パンジー苗 5色 500苗
コスモス 1000粒 ピンク横這いスイトピー 500粒
トレニアミックス 1000粒
ジニアミックス 1000粒
丸さやオクラ  1500粒
ヒマワリ ソニア  1000粒
ナス 20苗
ミニトマトアイコ 20苗
2017年度の種、苗の配布及び植え付け
数量 数量
西洋朝顔大輪
ヘブンリーブルー
1000粒 よく咲くスミレ幼苗3㎝ 2色 1800苗
西洋朝顔大輪
カリビアンブルー
500粒 富山のチューリップミックス球根 300球
フウセンカズラ 1000粒 パンジー苗 5色 100苗
コスモス 1000粒 秋播きコスモス 1000粒
サルビア 1000粒 ピンク横這いスイトピー 500粒
ガイラルディア 1000粒
オクラ 1500粒
ナス 70苗
ミニトマト アイコ 100苗
ヒマワリ 1000粒
ペチュニア 100苗
キュウリ 70苗
その他 100苗
2016年度の種、苗の配布及び植え付け
西洋朝顔大輪
ヘブンリーブルー
1000粒
西洋朝顔大輪
カリビアンブルー
500粒
ヒマワリ
スイートレモン
1000粒
コスモス 1000粒
ペチュニア 60苗
インパチェンス 赤 30苗
フウセンカズラ 1000粒
ジャンビーノツル性菜豆 1000粒
丸さやオクラ 500粒
ミニトマト アイコ 50苗(千葉県立特別高等支援学校流山学園演芸班 種から育成の苗)
ナス 30苗(千葉県立特別高等支援学校流山学園演芸班 種から育成の苗)
2015年度の種、苗の配布及び植え付け
西洋朝顔大輪
ヘブンリーブルー
1000粒
フウセンカズラ 1000粒
ミニキュウリ・リル 350粒
ヒマワリ 2000粒
矢車草 10000粒
ペチュニア 400苗
ミニトマト 100苗
よく咲くスミレ2種 2000粒
その他 300苗
2014年度の種、苗の配布及び植え付け
西洋朝顔種 3種類 3000粒
ヒマワリの種 3700粒
フウセンカズラ種 1500粒
ペチュニア 600苗
オステルスペルマム 630苗
サツマイモ 4種類 800苗

※2014年度春には花の会社から寄付を頂き、約2000苗を主にいわき市の被災の学校や特別支援学校、特別養護施に植えました。

特別プロジェクト Smile Flower Project in 東北

2011年3月に発生した、東日本大震災直後、イマジン有志のメンバー達は現地を数回訪れ、800人の炊き出しなどにも参加しました。放射能汚染など安全を確認しながら、2012年秋には、いわき市立豊間小学校を拠点として3か所の小学校、幼稚園などに寄せ植えのプランターを寄贈し、その後、一年をサイクルとした通常の活動を継続しています。
被災地の子どもたちが未来の街つくりや植樹に参加出来るような企画を検討しています。

震災の後に訪れた学校法人志賀学園第二幼稚園は、いわき市でも放射能汚染の安全が確認できず、2012年の秋まで子供たちは24時間放射能計測器を身に着けて生活していました。

2012年秋からお届けしているお花がきっかけとなり、園内に自主的に父兄のガーデニングクラブが発足しました。こうした活動はNPO法人イマジンの目標としていることです。

主な活動現場 ※敬称略 順不同

主な支援団体(順不同・敬称略)

関連リンク